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1877年インディアンヘッド・セント 発行85万2,500枚の背景と鑑定数

CoinWeekは2026年2月18日、1877年のインディアンヘッド・セントの歴史と評価をまとめた記事を公開しました。発行枚数は852,500枚で、同誌は1873年の恐慌後の需要の落ち込みと、銀行による大量の償還が製造の減少につながったと説明しています。NGCとPCGSの鑑定数や、過去の落札額も紹介しています。

訂正(2026年10月13日) 題・要約・本文を出典に合わせて全面的に訂正しました。発行枚数を828,000枚から出典の852,500枚に直し、出典にない再建期の終わり・西部膨張政策・先住民政策との関係、流通品・未流通品の価格帯、投資対象・資産としての安定性の記述、鑑定機関や研究の動向の記述を削りました。旧題は「1877年インディアンヘッドセント828,000枚:経済危機が刻んだキーデート」です。

※この記事は、2026年2月18日のCoinWeekの記事「1877 Indian Head Cent : History and Value」に基づきます。新しい発見の報道ではなく、1877年のインディアンヘッド・セント(1セント硬貨)の歴史と、鑑定数・落札額をまとめた解説記事です。

CoinWeekは、1877年のインディアンヘッド・セントを、このシリーズの「キーデート」(揃えるのが最も難しい年号)と位置づけています。1909年の「1909-S」の方が発行枚数は少ないものの、1877年が長くシリーズの中心とされてきた、と同誌は書いています。

図柄と素材

表面は、「LIBERTY」の文字が入った羽根飾りをかぶった自由の女神の像です。周りに「UNITED STATES OF AMERICA」、下に年号があります。裏面は、オークとオリーブの葉の輪に盾を載せた図柄で、中に「ONE CENT」とあります。この裏面は1860年から1909年まで使われました。

インディアンヘッド・セントは1859年に登場しました。デザインしたのは、造幣局の主任彫刻師だったジェームズ・バートン・ロングエーカーです。名前とは違い、表面の人物は先住民ではなく、先住民の頭飾りをかぶった自由の女神です。インディアン・セントの専門家リック・スノー氏によると、ロングエーカーは、1849年に1ドル金貨と20ドル金貨に使った自由の女神像をもとにこの肖像を作りました。

1877年の硬貨は、白銅ではなく青銅で作られています。以前の白銅のセントは重く、打ち出しも難しいものでした。1864年に素材を変えたことで、重さと製造費が下がり、打ち出しの仕上がりもよくなりました。

1877年の発行枚数が少ない理由

1877年の発行枚数は852,500枚です。CoinWeekによると、これは当時、1856年のフライングイーグル・セント以来、最も少ない小型セントの製造数でした。

同誌は、この結果を1873年の恐慌(パニック)と結びつけています。金融危機はヨーロッパで始まり、すぐにアメリカに広がりました。1877年になっても経済は弱く、硬貨の需要も落ちていました。

さらに、1871年の造幣法で、小型セントを支払いに使える上限は4セントとされていました。大量のセントを抱えた銀行は、損をせずにそれを償還(引き換え)できました。その結果、造幣局には過去に作ったセントが大量にたまりました。需要が少なく、償還が多かったため、造幣局は新しい製造を減らしました。

当時は、収集のために取っておく人はほとんどいませんでした。多くは流通の中ですり減ったり、なくなったりしました。そのため、状態のよいものの残存数は限られている、とCoinWeekは説明しています。

型の違いとプルーフ貨

リック・スノー氏は、1877年の通常貨について2組の型(ダイ)を確認しています。一つは年号の数字の間隔が狭く、もう一つは広いものです。どちらも使ううちに表面の型にひびが入りました。「Snow-2」と呼ばれる型には、UNITEDの「D」の部分が欠けていないことと、女神の首の近くに小さな点があることという特徴があります。

収集家向けに作られたプルーフ貨(鏡面仕上げの特別な硬貨)は、1,250枚から1,500枚ほどだったとみられています。

鑑定会社の数字

NGCの集計では、使用された状態のものが4,422枚、未使用(Mint State)のものが381枚で、そのうち赤い色を保つ「Red」は16枚だけです。最高の評価は、Brown と Red-Brown が MS66、Red が MS65 です。

PCGSの集計では、使用された状態のものが6,581枚、未使用のものが1,206枚で、そのうちRedは91枚です。どちらの鑑定会社にも、MS67の評価のものはありません。

PCGSが鑑定した最高の1枚は、MS66+ Redで「Golden Princess」と呼ばれています。このコインは1999年1月、スタックス社の「Americana Sale」に出品されました。収集家のスチュワート・ブレイ氏が買い取り、のちに鑑定に出しました。

落札額

CoinWeekによると、MS66 Red の落札額は10万ドルから14万9,000ドルで、最も高い値は2007年から2009年に記録されました。2019年後半には、PCGS MS66RD CAC の1枚がヘリテージ・オークションズで11万4,000ドルで落札されています。同誌は、MS65 Red はおよそ3万ドル、MS63 Red はおよそ7,500ドルで取引されている、と書いています。

規格

CoinWeekが示す規格は次のとおりです。デザインはジェームズ・バートン・ロングエーカー、製造はフィラデルフィア造幣局(造幣局の刻印なし)、通常貨の発行枚数は852,500枚、プルーフ貨は推計1,250〜1,500枚です。素材は銅95%、錫と亜鉛5%。重さは3.11グラム、直径は19ミリ、縁にはギザがありません。

出典: CoinWeek「1877 Indian Head Cent : History and Value」(2026年2月18日)

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