編集基準・データ方針・訂正・利益相反

最終更新: 2026年9月2日

編集基準

GNJ は、書けることが少ないときは短い記事を出します。分量を満たすために事実を作ることを、 編集上の最も重い違反として扱います。

  • 数値は出典に接地させます。価格・発行枚数・グレード・鑑定機関の登録数・年代は、元記事または GNJ 自身の データベースに存在する値だけを書きます。記憶や一般論から補いません。
  • 記事の長さは根拠の量で決まります。目標文字数を設けていません。元記事が短ければ記事も短くなります。
  • 将来の価格を断定しません。「必ず」「確実に」「保証」を価格や利益に対して使いません。 読者への注意喚起(購入前に鑑定機関の認証を確認する等)は書きます。
  • 公開前に機械で検査します。未接地の数値・編集工程の残骸・自己矛盾・一次情報との矛盾を検出した記事は公開しません。 検査は毎朝、公開中の全記事に対しても実行します。

データ方針

算出できない値は表示しません。空欄は作りかけに見えますが、0 や推定値は「測った結果」に見えます。 測っていないものを測ったように見せないことを優先します。

  • GNJ100 指数 — 構成銘柄が確定するまで、指数値・前日比・レンジを表示しません。 過去に表示していた値は、算出根拠を再検証できないため取り下げました。
  • 鑑定機関の登録数(NGC / PCGS Population) — 未取得です。 0 とは表示しません(0 は「鑑定された個体が存在しない」という別の主張になるため)。
  • 推定価格 — 落札実績から算出できる場合にのみ掲載します。 現在は掲載していません。
  • 落札データ分析 — 実際の落札記録を取り込めるまで、分析結果を公開しません。
  • 数字の横に出典を置きます。記事末に出典を一つ置く形では、どの数字の根拠か辿れないためです。

公開前の品質検査

2026年9月、編集基準を機械判定できる公開基準(GNJ Quality Standard v1.0)として定め、 公開前の自動検査を 28 系統に拡充しました。重要なのは検査の数ではなく、検査が実際に公開を止めることです。 基準を満たさない記事は公開されず、隔離されます(記録つき)。

  • 本文の数値・貨種名・グレード・人物名を出典と照合し、出典に無い主張を含む記事は公開しません
  • 図版は出所(出典・ライセンス)を持つものだけを掲載し、出所のファイル名と記事の主題(額面・貨種)を照合します
  • オークションの開催日は、出典で確認できたものだけを掲載します。想定日程を作って埋めることはしません
  • 売買判断(Buy/Sell)は提示しません。提示するのは検証できた事実だけです
  • 検査は社内環境だけでなく、読者が実際に受け取る本番のページに対しても毎日実行されます

検査で誤りが見つかった場合は記事を差し戻し、公開済みのものは下の「訂正の記録」に残します。

訂正の記録

誤りを見つけた場合、記事を静かに書き換えるのではなく、何をどう直したかを残します。

2026年9月2日 — 第二次外部監査を受けた一括訂正

  • ビザンツ皇帝コンスタンス2世を「コンスタンティノス2世」(別人)と記載していた記事を、出典から書き直しました。出典に無い逸話(664年のマルティナへの処罰)も削除しました
  • 記事の主題と一致しない図版 7 点を取り下げました(例: クラウン銀貨の記事にトリプル・ユナイト金貨の図版)。図版の出所と主題の照合を公開前検査に追加しました
  • オークションカレンダーから、開催日を出典で確認できていないイベントをすべて取り下げました。従来は定型の想定日程を「自動収集」として表示しており、公式日程と食い違っていました。現在は開催日を出典から確認できたもののみ掲載します
  • 出典と突き合わせて確認できない貨種名・グレード表記を含む記事 36 件を、出典の範囲へ書き直し(または英語版を取り下げ)ました
  • 売買判断タグ(Buy/Sell/Wait/Alert)の表示を廃止しました。GNJ が提示するのは判断ではなく判断材料です

2026年8月14日 — 外部監査を受けた一括訂正

  • セステルティウスを「銀貨」と記載していた記事を訂正(正: オリカルクム=黄銅)。出典: RIC / Sutherland, Roman Coins
  • 193年を「三皇帝の年」と記載していた記事を訂正(正: 五皇帝の年)。出典: Cassius Dio / RIC IV
  • ノーフォーク記念ハーフダラーの「建都300周年」を訂正(正: バラ昇格200周年)。出典: U.S. Mint
  • PCGS と NGC の設立年の取り違えを訂正(正: PCGS 1986年業務開始 / NGC 1987年設立)。出典: 両社公式
  • ウィートペニーの最終製造年を訂正(正: 1958年)。出典: U.S. Mint
  • 公開年より古い年を「現在」と記載していた 21 箇所(日本語)・6 箇所(英語)を時点表記に訂正
  • Coinpedia の説明文から、算出根拠を示せない金額と、裏づけの無い落札事例の記述を削除
  • 紙幣 52,688 件を「コイン」と説明していた記述を訂正
  • 暦の取り違えが疑われる 3,829 件から時代区分の表示を取り下げ
  • 落札データ分析ページの掲載を停止(表示していた記録が実際の取引に基づいていなかったため)
  • Real Trade の税務記述を訂正(生活用動産の 30 万円基準・金地金の消費税の扱い)。出典: 国税庁

誤りを見つけられた場合は お問い合わせからご連絡ください。確認のうえ訂正し、この欄に記録します。

利益相反の開示

GNJ を運営する株式会社コンボイスイッチは、アンティークコインの売買に関わる事業も行っています。 市場を知っていることは記事の強みになりますが、同時に利益相反の可能性を生みます。 隠すのではなく、開示します。

  • 記事の掲載順位・取り上げる銘柄の選定は、自社の在庫と連動させません。
  • 自社在庫または関係者の保有銘柄について記事にする場合は、その旨を記事内に明示します。
  • 広告・タイアップ記事には PR 表記を付けます。
  • GNJ100 の構成銘柄の選定基準は公開し、販売部門の関与を受けません。
  • 査定・買取の価格算定基準は、依頼者に開示します。

この方針は GNJ について の編集方針を、実務の水準まで具体化したものです。