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英Baldwin's、サーサーン朝シャープール1世の金貨ディナールを紹介(2025年2月)

英国の貨幣商Baldwin'sは2025年2月18日、自社のブログで、サーサーン朝のシャープール1世(在位241〜272年)の金貨ディナールを紹介しました。記事は、この時代の金貨は銀貨ドラクマよりかなり珍しいと説明し、王の歴史と貨幣の図柄を解説しています。価格やグレードは記事に書かれていません。

訂正(2026年10月13日) 題・要約・本文を出典に合わせて全面的に書き直しました。英語版にあった、出典に無いオークションでの高額落札や価格の上昇、機関投資家の需要、将来の値上がりの見通し、シルクロード交易での流通、残存数の理由などの記述と、投資判断の結論を削り、Baldwin'sの2025年2月18日のブログ記事が述べる範囲に限りました。旧題は「Shapur I Gold Dinar (241-272 AD): Why Imperial Propaganda Coins Command Million-Yen Valuations」です。

※この記事は、2025年2月18日に英国の貨幣商Baldwin's(A H Baldwin & Sons Ltd)が自社ブログに掲載した記事に基づきます。同社が扱う一枚の金貨を紹介する記事で、評価や説明はBaldwin'sによるものです。

Baldwin'sが紹介した金貨

Baldwin'sは、サーサーン朝のシャープール1世(在位241〜272年)の時代に作られた金貨ディナールを、「希少で見事(rare and superb)」な一枚として紹介しました。記事の末尾には、このコインの販売ページへの案内があります。価格やグレード(状態の等級)は記事に書かれていません。

記事によると、サーサーン朝の金貨は、よく見つかる銀貨ドラクマよりかなり珍しいものです。サーサーン朝は広く使う貨幣として主に銀貨を作り、金貨ディナールは特別な行事、高位の役人への支払い、外交上の贈り物に限られていた、と記事は説明しています。

シャープール1世とローマ

記事によると、シャープール1世は父アルダシール1世の後を継ぎ、特にローマに対してペルシャの勢力を広げました。紀元260年にはローマ皇帝ウァレリアヌスを破って捕らえ、この出来事はナクシェ・ロスタムとビーシャープールの岩壁の浮き彫りに描かれている、と記事は述べています。

図柄の説明

記事は、この種の金貨の図柄を次のように説明しています。表には、コリュンボス(大きな球状の飾り)の付いた階段状の冠をかぶるシャープール1世の肖像が置かれることが多く、裏には拝火壇(火をまつる祭壇)が置かれることが多いとしています。拝火壇は、ゾロアスター教の最高神アフラ・マズダーを表す象徴です。

また記事は、サーサーン朝の貨幣は、アラブによるペルシャ征服の後の初期イスラム貨幣に影響を与えたと書いています。王の肖像の様式と拝火壇の図柄は、アラビア文字だけの銘文が主流になる前の初期イスラム貨幣に取り入れられた、としています。

出典: Baldwin's「Sasanian Kingdom, Shapur I (241-272 AD), gold Dinar – rare and superb」(2025年2月18日)

キーワード

Gold、Rare、Mint

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