1843年の1½ペンス貨、CoinTalkで「最小の硬貨」談義
CoinTalk の掲示板で、投稿者が友人からもらった1843年の1½ペンス貨を「最小の北米の硬貨」として紹介しました。参加者の lordmarcovan さんは、北米の硬貨ではなく、カタログではイギリスに分類され、イギリスがセイロン(現在のスリランカ)向けに造ったものだと指摘しました。スレッドでは参加者がそれぞれの最小の硬貨も見せ合っています(投稿日は原典に記載なし)。
訂正(2026年10月13日) 題・要約・本文を出典の掲示板スレッドに合わせて書き直しました。出典にない銀貨・直径12ミリ・製造枚数・価格上昇・アジアの需要・鑑定法・投資判断などの記述を削り、この硬貨がセイロン向けにイギリスが造ったと投稿者が説明したことと、参加者が最小の硬貨を見せ合った内容を、投稿者の申告として示しました。旧題は「1843年ペンス銀貨が伝える帝国経済:世界最小流通貨幣の技術的価値」です。
※この記事は、CoinTalk の掲示板スレッド「My smallest world coin- 1843, 1 1/2 Pence. Comments?」の投稿をまとめたものです。投稿日は原典に記載がありません。内容はいずれも投稿者の申告や意見で、編集部が確かめた事実ではありません。
1843年の1½ペンス貨
スレッドを立てた SensibleSal66 さんは、友人から1843年の硬貨をもらったと書いています。題では「1 1/2ペンス」、本文では「1 1/4ペンス」と書かれており、表記がそろっていません。SensibleSal66 さんは、これを自分の「最小の北米の硬貨」として紹介し、ほかの人の最小の硬貨を尋ねました。
これに対し lordmarcovan さんは、北米の硬貨ではないと指摘しました。カタログではイギリス(グレートブリテン)に分類され、イギリスがセイロン(現在のスリランカ)で使うために造ったものだと説明しています。型の番号は Numista-13826 だと書いています。paddyman98 さんも、同じ硬貨を持っていて、イギリスの硬貨だと書き込みました。
TheGame さんは、3ハーフペンス(1½ペンス)はイギリス領カリブ海でもかなり使われたと補足しました。ただし、一般にはイギリス本国の発行とみなされている、とも書いています。TheGame さんは1834年の硬貨も見せています。
参加者が挙げた「最小の硬貨」
スレッドでは、参加者が自分の持つ小さな硬貨を次々に紹介しました。
- TheGame さん: 投稿者が「ピル(pill)」と呼ぶパナマの硬貨。直径10ミリで、少し小さいとしています。 - lordmarcovan さん: 直径9ミリの、ギリシャ・イオニア地方フォカイアのエレクトラムのヘクテ貨。紀元前478〜387年ごろのもので、自分の手持ちで最も古いと書いています。 - panzerman さん: エトルリアの、都市国家不明の硬貨。投稿者は「AV Ass」と表記しています。紀元前4世紀、重さ0.02グラム、直径2.4ミリと記しています。知られている現物は2枚で、1枚は1743年に、もう1枚は19世紀に見つかったと書いています。 - PaddyB さん: 1760年ごろのマイソールのファナム。直径は6ミリと書いています。
Tall Paul さんは、カリフォルニアの「パイオニア・フラクショナル」と呼ばれる硬貨を20枚持っていると書いています。ほぼすべてが第1期(1852〜1856年)のものだとしています。Breen と Gillio の本を225ドルで買い、その価値はあったと述べました。これほど小さな硬貨が商取引でどう使われたのか分からない、とも書いています。
マイソールのファナムをめぐるやりとり
PaddyB さんのファナムについて、panzerman さんは、マイソールのハイダル・アリーの象のファナムは「偽物」だと書きました。本物の象のファナムは西ガンガ朝のものだけだ、という意見です。lordmarcovan さんは、panzerman さんの言う偽物とは「現代の空想品」のことで、偽の金という意味ではないだろう、と補いました。
panzerman さんは、インド諸州の硬貨については Hans Herrli の本が現代の工房製の偽物を見分けるのに役立つと勧めています。自身が12歳で、父親とオタワのCNAの催しに行ったときの体験も書いています。ある業者がトランクいっぱいにファナムを持っていた。18枚買い、すべて真鍮だった、という話です。これらは panzerman さん個人の見解と体験談です。
イギリスの小額硬貨
The Half Dime さんは、イギリスの小額硬貨が好きだと書き、1866年の1/3ファージングを持っていると紹介しました。マルタで使われた1/4ファージングも好きだと書いています。PaddyB さんは、20年以上かけて、1/4・1/3・1/2ファージングと3ハーフペンスのすべての年号をそろえたと書き、1839年の1/4ファージングを見せています。
出典: CoinTalk「My smallest world coin- 1843, 1 1/2 Pence. Comments?」
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