文化

Power Coin、トロイの木馬を描く5オンス銀貨を予約販売 発行499枚

スペインの貨幣情報サイト Numismática Visual は2026年8月21日、Power Coin が収集家向けの銀貨「TROJAN HORSE」を発表したと伝えました。クック諸島の2026年銘・額面25ドルで、5オンスの純銀製、発行は499枚です。予約販売中で、入手可能になる見込みは2026年11月30日とされています。

訂正(2026年10月13日) 題・要約・本文を出典に合わせて訂正しました。旧記事は電球が「中央」にあると書いていましたが、出典では図柄の右側です。また、出典が「入手可能になる見込み」としている2026年11月30日を「発送予定」と書いていた点を直し、出典にある発行国・額面・重さ・直径などの仕様と出典の日付を加えました。旧題は「知略を歯車で、脅威を木馬で描く。物語を再解釈した記念コインが登場」です。

※この記事は、2026年8月21日のNumismática Visualの記事に基づきます。紹介するのは、流通用の硬貨ではなく、収集家向けに作られた新しい銀貨です。

Power Coin が、トロイの木馬の物語を題材にした収集家向けの銀貨「TROJAN HORSE」を発表しました。5オンスの純銀で作られ、発行枚数は世界で499枚に限られています。

題材になった物語

原典は、題材となった伝承を次のように紹介しています。叙事詩の伝承では、トロイの王子パリスがスパルタ王メネラオスの妻ヘレネを連れ去ったことから戦争が始まりました。ギリシャ軍は城壁を破れず、伝承ではオデュッセウスが、中に兵士を隠せる巨大な木馬を造ることを考えたとされます。

トロイの人々は木馬を城内に運び入れ、夜になると隠れていた兵士が門を開けました。ラテン語の言い回し「Timeo Danaos et dona ferentes」(贈り物を携えてくるときでもギリシャ人を恐れる)は、ウェルギリウスの『アエネイス』で神官ラオコオンが口にする言葉です。

裏面と表面の図柄

製造には smartminting® 4.0 という技術と高浮き彫り(ハイレリーフ)が使われ、木馬が硬貨の面から大きく盛り上がっています。仕上げはプルーフ(鏡面仕上げ)です。

裏面には、下から見上げる角度で巨大な木馬が描かれています。板、鋲(びょう)、梁などの木組みが細かく再現されています。背景には、まだ無傷のトロイの城壁や門、建物があり、その上に大きな満月が浮かんでいます。

表面は、計略を支えた知恵と技術を表す図柄です。歯車、滑車、ロープ、ころ、鉤(かぎ)などの仕掛けが面を埋めています。図柄の右側には電球が描かれ、ひらめきとオデュッセウスの知恵を表しています。

仕様

- 発行国: クック諸島 - 年銘: 2026年 - 額面: 25ドル - 素材: 銀(純度 .9999) - 重さ: 5オンス - 直径: 65ミリ - 仕上げ: プルーフ - 技術: Smartminting® High Relief 4.0 - 発行枚数: 499枚 - 付属品: ケースと証明書

各枚は展示用のケースに入り、証明書と、柱やギリシャ風の模様、硬貨の写真をあしらった外箱が付きます。

現在は予約販売中で、入手可能になる見込みは2026年11月30日とされています。価格は原典に書かれておらず、Power Coin の販売ページで案内されています。

出典: Numismática Visual「El caballo de Troya es reinterpretado con una asombrosa profundidad en esta nueva moneda」(2026年8月21日)

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