1830年テンプルトン・リード2.50ドル金貨、2026年2月の競売に出品と報道
CoinWeekは2026年1月20日、ジョージア州でテンプルトン・リードが1830年に造った2.50ドル金貨を紹介しました。PCGSがAU-58と格付けし、CACが承認した1枚が、Stack's Bowers Galleriesの2026年2月のShowcase Auctionに出品されると伝えました。記事は、この金貨を米国のゴールドラッシュで最初の金貨と位置づけています。
訂正(2026年10月13日) 題・要約・本文を出典に合わせて訂正しました。出典にない鋳造地(ゲインズビル)、操業期間(1830〜1833年)、金の重さと品位、価格帯、取引件数、現存数、造幣局支局の設立年、投資に関する記述を削り、鋳造地をミレッジビル、支局の設立を1838年、現存数を「全種類で25枚未満」に直し、2026年2月の競売への出品を明記しました。旧題は「テンプルトン・リード1830年2.50ドル金貨:米国初の民間金貨が物語る「規制前夜」の市場機会」です。
※この記事は、2026年1月20日のCoinWeekの記事に基づきます。
CoinWeekは2026年1月20日、1830年にジョージア州で造られたテンプルトン・リードの2.50ドル金貨(クォーター・イーグル)の1枚が、Stack's Bowers Galleriesの2026年2月のShowcase Auctionに出品されると伝えました。CoinWeekは、この金貨を米国のゴールドラッシュで最初の金貨として紹介しています。
ジョージアの金と、リードの金貨
CoinWeekによると、米国で最も早い金の発見は19世紀の初めにカロライナ地方で起き、その後ジョージア州北部でも豊かな金の鉱床が見つかりました。1829年から1830年ごろ、採掘者がチェロキー族の土地に押し寄せ、地元の市場には金が大量に出回りました。しかし、砂金や金塊を使えるお金に変えるのは、難しく時間のかかることでした。
テンプルトン・リードは、腕の立つ機械工で鍛冶屋でした。宝石商、時計の専門家、時計職人、銃職人でもありました。リードは、当時ジョージア州の州都だったミレッジビルで、1830年に金貨の製造を始めました。額面は2.50ドルと5ドルで、のちに「California Gold」の10ドルと25ドルも造りました。
記事によると、California Goldの金貨のうち、所在が分かっているのは1849年の10ドル金貨だけです。1849年の25ドル金貨1枚は、1858年8月16日に米国造幣局の収蔵品(Mint Cabinet Collection)から盗まれ、今も見つかっていません。
ジョージア州とノースカロライナ州のゴールドラッシュは、1838年にダロネガ(ジョージア州)とシャーロット(ノースカロライナ州)に、米国で最初の造幣局の支局ができることにつながりました。記事は、リードの目的を、採掘された金を、銀行や商人がためらわずに受け取る金貨に変えることだったと説明しています。
出品された1枚
出品されたのは、PCGSがAU-58と格付けし、CACが承認した1枚です。CoinWeekは、明るい黄金色の表面に強い光沢が残っていると記しています。
表と裏の図柄の位置がずれていることについて、記事は、台に固定した下の型と、手で持って打つ上の型を組み合わせた跡とみています。初期の民間の金貨造りの方法を示すものだとしています。縁は欠けておらず、縁のギザギザもはっきりしています。小さな傷はあるとしています。
この1枚は、Arthur C. Nygren、Hillyer Ryder、James A. Stack, Sr.の収集品を経てきた来歴(ペディグリー)を持つと記事は伝えています。
残っている数と、その後
記事によると、リードの金貨は全種類を合わせても、現存するのは25枚未満です。当時の報告では、銀行がリードの金貨を受け入れ、のちにフィラデルフィア造幣局が額面どおりに引き取ったとされています。CoinWeekは、多くが早いうちに造り直されて消えたとみられ、それが現在の少なさの理由だと説明しています。
1830年代の終わりには、連邦の造幣局の支局がリードの果たしていた役割を引き継ぎ、リードの金貨は流通から消えました。19世紀の終わりには、収集家はすでにリードの2.50ドル金貨を重要な希少品と認めていたと記事は伝えています。初期の競売の記録は、これを米国のゴールドラッシュで最初の民間金貨と記していると、記事は伝えています。
出典: CoinWeek「1830 Templeton Reid $2.50: The First Gold Coin of an American Gold Rush」(2026年1月20日)
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