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COTY 2026「最も革新的なコイン」部門の候補 立方体や口紅形の銀貨

Numismatic Newsは2026年8月21日、COTY 2026の「最も革新的なコイン」部門の候補を紹介しました。ブルンジの立方体の銀貨、フランスのランコムの口紅形の銀貨、サモアの引き戸の仕掛けがあるコインなどが並びます。受賞の結果ではなく、候補の紹介です。

訂正(2026年10月13日) 題・要約・本文を出典に合わせて訂正しました。2026年8月21日の記事であることと候補の紹介であることを明記し、審査基準の引用の語、オーストラリアの銀貨のダイヤモンド(ピンク・金色・白の複数)と銀河名、ジブチのパズルの位置を直し、出典にない評価(各国造幣局の技術力を示す等)と投資に関する検索語を削りました。旧題は「コインの形は円だけではない:COTY 2026で示された「革新」の多様な姿」です。

※この記事は、2026年8月21日のNumismatic Newsの記事に基づきます。紹介するのは「COTY 2026」の「最も革新的なコイン」部門の候補(ノミネート)で、受賞の結果ではありません。

部門の基準

この部門では、コインが「貨幣における革新的な発想」にどれだけ当てはまるかが審査されます。基準の文言では、先駆的な金属合金、通常とは違う素材、地金(コインの素材となる金属の板)の形、独特な図案の主題、その他の革新が挙げられています。さらに、造幣の発想と仕組みを前へ進める技術の進歩に、特別な考慮を払うとされています。

形が変わったコイン

ブルンジの「Greek Gods – 3D Cubes」(500フラン銀貨)は、立方体の形に造られています。各面に神話の人物や象徴が描かれ、その一つは稲妻と鷲を伴って玉座に座るゼウスです。製造はShanghai New Century Minting Co. Ltd.です。

ニウエの「Paper Airplane – Folded Dreams」(2ドル銀貨、Power Coin製)は、立体の紙飛行機の形です。飛ばしたばかりのように、先端が少し曲がっています。

フランスの「90 Years of Lancôme」(10ユーロ銀貨、Monnaie de Paris製)は、ランコムの口紅の形をしています。口紅に刻まれるバラが入り、裏面にはギョーシェ模様(細い線を重ねた幾何学模様)とともに開いていくバラが描かれています。

カナダの「The Calling of an Engineer」(25ドル銀貨、Royal Canadian Mint製)は、新しい技術者に鉄の指輪(Iron Ring)を贈るカナダの儀式「Calling of an Engineer」の100周年を記念するものです。図案はさまざまな工学分野の要素を映したコンピューター画面です。縁は多面にカットされ、ふちが高く盛り上がっていて、鉄の指輪の断面に似せています。

リトアニアの「Metro Cattolico」(20ユーロ銀貨、Lithuanian Mint製)は、長さ995mmの帯から造られています。この長さは、普遍的な長さの単位を表すものです。「メートル」、つまりmetro cattolicoという語は、ティート・リーヴィオ・ブラッティーニの著書「Misura Universale」で使われました。

仕掛けのあるコイン

サモアの「Atlantis – Sliding Door」(10ドル、銀と卑金属、Shanghai Ji Yun Culture and Creativity Ltd.製)は、裏面に引き戸の仕掛けがあります。閉じると、そびえる船と強大な海の生き物の場面です。開くと、隠された都市アトランティスが金めっきの建物と神話の守護者とともに現れます。

ジブチの「The Journey of Marco Polo – Puzzle Coins」(250フラン銀貨、Shanghai Jin Jia Medals, Ltd.製)は、表面に羅針図、裏面に金めっきのパズルのピース5つがあります。各ピースにマルコ・ポーロの旅の場面が描かれ、組み合わせると中央の肖像を囲みます。背景は世界地図です。

イタリアの「Voyage of the Amerigo Vespucci Ship」は、2ユーロと10ユーロの2枚を組にしたもので、2ユーロを10ユーロの内側にはめることができます。2ユーロの表面には海上の練習船アメリゴ・ヴェスプッチ号、10ユーロの表面には方位を示す羅針盤、裏面には地球が描かれています。素材は白銅とニッケル黄銅、製造はIstituto Poligrafico e Zecca dello Statoです。

仕上げと装飾

クック諸島の「Butterfly」(5ドル銀貨、CIT製)は、ナノシャインと呼ばれる効果を使っています。黒曜石のような黒い仕上げの上で細い線が光り、蝶が輝くように見えます。

オーストラリアの「Extragalactic」(25豪ドル銀貨、The Perth Mint製)は、裏面に子持ち銀河(Whirlpool Galaxy)を描き、天球上の銀河の位置も銘文に入っています。古色をつける着色(パティナ)が施され、一枚ごとにピンク、金色、白の天然ダイヤモンドが手作業で留められています。

出典: Numismatic News「COTY 2026: Most Innovative Coin」(2026年8月21日)

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