モネ・ド・パリ、3年の「ジェニー」三部作 第1弾は2026年の「自由」金銀貨
Numismatic Newsが2026年2月18日に伝えたところによると、フランスの造幣局モネ・ド・パリは、3年連続で発行する「French Genius」三部作を始めました。第1弾「自由のジェニー」は250ユーロ金貨(15,000枚)と100ユーロ銀貨(10,000枚)で、年内に高額面の金貨も出ます。2027年に「憲法」、2028年に「友愛」が続きます。
訂正(2026年10月13日) 題・要約・本文を出典に合わせて訂正しました。出典にない市場や投資の評価(希少性・セット完成のプレミアム・機関投資家の注目)と「最先端デジタル彫刻技術」の記述を削り、三部作の各年が自由・平等・友愛を一つずつ扱うとした記述を、出典の示す2027年「憲法のジェニー」・2028年「友愛のジェニー」に直しました。旧題は「モネ・ド・パリ3年連続金銀貨:革命理念トリロジーが物語る歴史コイン市場の再定義」です。
※この記事は、2026年2月18日のNumismatic Newsの記事に基づきます。
フランスの造幣局モネ・ド・パリ(Monnaie de Paris)が、3年連続で発行する新しい記念貨シリーズ「French Genius(フランスのジェニー)」三部作を始めました。第1弾は2026年の「Genius of Liberty(自由のジェニー)」で、金貨と銀貨があります。
国の標語を「ジェニー」で表す
「自由・平等・友愛(Liberté, Égalité, Fraternité)」は、フランス革命の時期に採用されたフランスの国の標語です。シリーズの目的は、共和国の建国の価値であるこの三つに敬意を表すことです。
その表現に使うのが「ジェニー(Génie、英語でGenius)」です。天使の翼を持ち、額に星をつけた裸の男性のような姿で、知的な啓蒙を思わせます。フランス文化では人間主義・正義・目覚めを表し、フランス革命期の作品によく見られる図柄でした。
第1弾「自由のジェニー」の図柄
表(おもて)面のジェニーは、オークと月桂樹の葉に囲まれ、頭上に星を載せています。右手には人々を導く光を表すたいまつを、左手には抑圧からの解放を表す断ち切られた鎖を持っています。
この図柄は、パリのバスティーユ広場にある「7月の円柱」の頂に立つ、オーギュスタン・デュモン作のブロンズ像「自由のジェニー(Génie de la Liberté)」に着想を得たものです。
金貨と銀貨の規格
現在は2種類があります。
- 250ユーロ金貨: 品質はユニバーサル・グロッシー(つや仕上げ)、重さ1.75グラム、直径13ミリ。発売時の数は15,000枚 - 100ユーロ銀貨: 重さ45グラム、直径47ミリ。発行数は10,000枚で、250ユーロ金貨より少なくなっています
「自由のジェニー」の金貨は、年内にさらに額面の大きいものが出ます。3月に1,000ユーロ、5月に2,500ユーロ、9月に5,000ユーロ、12月に10,000ユーロです。
2027年・2028年の予定
三部作の残りは、2027年の「Genius of the Constitution(憲法のジェニー)」と、2028年の「Genius of Fraternity(友愛のジェニー)」です。
「憲法のジェニー」には、オーギュスタン・デュプレの図案が使われます。ジェニーが石板に尖筆で「Constitution」の文字を刻む姿で、過去のフランスの多くの硬貨に使われてきた図柄です。
最後の「友愛のジェニー」には、デュプレによる未発表のジェニーの図案が使われます。モネ・ド・パリの保存担当チームが調べ、同社の貨幣の記録資料に、この作品が使われた例がないことを確かめたうえで選びました。
シリーズの情報は monnaiedeparis.fr に掲載されています。
出典: Numismatic News「Coin Profile: A “Genius” Coin」(2026年2月18日)
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