1916年銘のドイツ領東アフリカ20ヘラー真鍮貨 収集家が掲示板で紹介
硬貨収集家のインターネット掲示板 CoinTalk で、投稿者が、1916年の年号がある、ドイツ領東アフリカのタボラの臨時造幣所の20ヘラー真鍮貨を紹介しました。投稿者は、薬莢などを溶かした真鍮と、軽巡洋艦ケーニヒスベルクの残骸から回収した機械で造られたと説明しています。投稿日は原典に記載がなく、新しい出来事の報道ではありません。
訂正(2026年10月13日) 題・要約・本文を出典(CoinTalk の掲示板スレッド)に合わせて全面的に書き直しました。出典に無い記述(銀の含有率や重量のずれ、成分分析、皇帝ヴィルヘルム2世の肖像、オークション価格の上昇、希少性の理由など)を削り、硬貨の記載と歴史の説明を投稿者の説明・意見として示しました。旧題は「薬莢と沈没船から生まれた硬貨:1916年ドイツ領東アフリカの緊急貨幣」です。
この記事は、硬貨収集家のインターネット掲示板 CoinTalk のスレッド「A coin borne of warfare: German East Africa c. 1916」の投稿をもとにしています。新しい出来事の報道ではありません。1916年の年号があるドイツ領東アフリカの20ヘラー真鍮貨を、収集家が紹介したものです。以下の歴史や品質の説明は、いずれも投稿者の説明・意見です。
投稿者が紹介した硬貨
スレッドを立てた投稿者「The Meat man」は、この種類の硬貨を Heritage 社の「Shipwreck Auctions」で初めて知ったと書いています。
投稿者が示した記載は次のとおりです。真鍮の20ヘラー貨で、直径29.0ミリ、重さ10.55グラム。1916年の年号があり、ドイツ領東アフリカのタボラにあった臨時の造幣所で造られたものです。表には王冠とリボン、「1916」、「DOA」の文字と、造幣所を示す「T」の刻印があります。裏には、花輪の中に「20 HELLER」が2行で入っています。参考番号は Numista 37340、発行枚数は160万枚と記されています。
投稿者は、品質の管理が粗いため、きれいな状態の品を見つけるのは難しいと書いています。自分の品は多くの品より状態がよい、というのが投稿者の評価です。
投稿者が説明した背景
投稿者の説明によると、1916年7月、ドイツ領東アフリカの海沿いの首都ダルエスサラームがイギリス海軍に脅かされ、砲撃を受けました。ドイツ当局は首都を、内陸に460マイル入ったタボラに移しました。タボラは内陸で最大の集落でした。
ヨーロッパからほぼ切り離されたドイツ側は、アスカリと呼ばれる兵士に給料を払うため、現地で臨時の硬貨と紙幣を出さざるを得なくなった、と投稿者は書いています。
タボラでは、古い郵便鉄道の作業場に間に合わせの造幣所が置かれ、ドイツ人の監督の下で少人数の現地の作業員が働いたといいます。投稿者によると、硬貨の材料には、真鍮製の大砲や薬莢を溶かしたものが使われたといいます。打ち出しには、軽巡洋艦ケーニヒスベルクの残骸から回収した機械が使われたと投稿者は説明しています。ケーニヒスベルクは、その前年の7月にイギリス軍が破壊した船だと、投稿者は書いています。
投稿者は、粗末な設備と急いだ製造のため、この硬貨は出来が粗く、打ち出しが弱いものや中心からずれたものが多いと書いています。
スレッドのほかの投稿
別の投稿者「Hiddendragon」も同じ硬貨を載せ、投稿者の品ほどよい出来ではないと書きました。これに対し「The Meat man」は、この硬貨には珍しさの違う種類がいくつかあり、自分の品は最もよく見られる種類だと思う、相手の品は王冠が大きく、より少ない種類に見える、と返しています。
その後「The Meat man」は、王冠が大きく文字の形も違う、やや少ない種類の1916年20ヘラー貨をもう1枚手に入れたと報告しました。示された記載は、直径28.8ミリ、重さ11.39グラム、参考番号 Numista 37340(type A/A)です。
また「panzerman」は、ドイツ領東アフリカの15ルピー金貨を載せました。「The Meat man」は、この金貨もタボラで造られたもので、ドイツ側は真鍮貨や銅貨よりも金貨の製造に気を配った、と書いています。
出典: CoinTalk「A coin borne of warfare: German East Africa c. 1916」(掲示板のスレッド。投稿日は原典に記載なし)
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