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米造幣局のセント・ゴーデンス高浮き彫り金貨セット、9月24日発売予定と報道(9月6日)

米国の貨幣専門メディア CoinWeek は2026年9月6日、米国造幣局が1907年セント・ゴーデンス高浮き彫り20ドル金貨の図案を使った金貨と銀メダルのセットを9月24日に発売する予定だと報じました。建国250周年の「Best of the Mint」シリーズの最後の発売です。新しい金貨は純度99.99%の金1オンス・直径30.61ミリで、1907年の金貨の仕様をそのまま写したものではありません。

訂正(2026年10月13日) 旧題「セント・ゴーデンス $20金貨が119年ぶり復刻——ルーズベルト指示のヌミスマティック傑作が2026年に帰還」を改め、出典(CoinWeek、2026年9月6日)に合わせて題・要約・本文を訂正しました。旧英語本文が取り違えていた直径(1907年の金貨は約34ミリ、2026年の金貨は30.61ミリで、40.60ミリは銀メダルの直径)、ウルトラ・ハイレリーフの数(20枚未満ではなく24枚に満たない数)、シリーズ名(Quintennial ではなく Semiquincentennial)、最初に浮き彫りを下げたのはバーバーではなく造幣局であった点を直し、9月24日の発売を済んだことのように書いた箇所を9月6日時点の予定に改めました。あわせて、出典にない「コレクター市場に与える影響は大きい」という評価を削り、2026年の金貨は図案を使った新しい金貨で1907年の金貨の複製ではないことを書き分けました。

※この記事は、米国の貨幣専門メディア CoinWeek が2026年9月6日に公開した記事に基づきます。発売日(2026年9月24日)や価格・在庫の状況は、その時点での情報です。

CoinWeek によると、米国造幣局は2026年9月24日の正午(米国東部時間)に「Best of the Mint 1907 Saint-Gaudens High Relief $20 Gold Coin and Silver Medal Set」(1907年セント・ゴーデンス高浮き彫り20ドル金貨と銀メダルのセット)を発売する予定でした。製品番号は26BM5です。建国250周年を記念する「Best of the Mint」シリーズの5作目で、最後の発売にあたります。

ルーズベルトと彫刻家セント・ゴーデンス

1905年、セオドア・ルーズベルト大統領は彫刻家オーガスタス・セント・ゴーデンスに声をかけました。大統領は、国の地位の高まりを硬貨に表したいと考えていました。大統領は、米国の金貨を変える手助けを、セント・ゴーデンスに自ら頼みました。セント・ゴーデンスはこれに20ドル金貨(ダブルイーグル)の図案で応えました。

表面には、右手にたいまつ、左手にオリーブの枝を持って前へ歩む自由の女神(リバティ)の全身像が描かれています。背後には昇る太陽、遠くには米国議会議事堂があります。裏面では、ワシがもう一つの昇る太陽の光の上を飛んでいます。

浮き彫りが高すぎた試作

セント・ゴーデンスは最初、非常に高い浮き彫り(ウルトラ・ハイレリーフ)で図案を作りました。この試作品は水圧プレスで何度も打つ必要がありました。CoinWeek によると、スミソニアン協会は、最初期の品では9回打つ必要があったこともあると記しています。ウルトラ・ハイレリーフの品は24枚に満たない数しか作られませんでした。

造幣局はその後、浮き彫りを低くしました。それでも、図案をきちんと出すには、速度の遅い機械で何度も打つ必要がありました。フィラデルフィア造幣局は高浮き彫り(ハイレリーフ)のダブルイーグルを限られた数だけ製造し、その後、主任彫刻師チャールズ・E・バーバーが通常の高速生産のために図案をさらに低くしました。

セント・ゴーデンスは、流通用の完成版を見ることなく、1907年8月にがんで亡くなりました。助手のヘンリー・ヘリングが仕事を引き継ぎました。12月までに、バーバーの低い浮き彫りの版は、高浮き彫りの硬貨のローマ数字「MCMVII」に代えて、アラビア数字の「1907」の年号で作られるようになりました。

1907年の高浮き彫り金貨の製造枚数

CoinWeek は、製造枚数の数字が一つに定まっていないと書いています。米国造幣局の1908会計年度の年次報告書は、高浮き彫りのダブルイーグルが二つ目の原型から12,153枚作られたとしています。一方、その後の研究では、打った回数や溶かされた数などの数え方によって、およそ12,000枚から12,700枚を超える数までの数字が出ています。

2026年の金貨

新しい金貨は、セント・ゴーデンスの図案を使っています。表面の文字は「LIBERTY」と「MCMVII」です。中に「250」の数字が入った自由の鐘(リバティ・ベル)の刻印(プリヴィ・マーク)があり、独立250周年とのつながりを示しています。裏面は左へ飛ぶワシと昇る太陽の光で、文字は「UNITED STATES OF AMERICA」と「TWENTY DOLLARS」です。縁には「E PLURIBUS UNUM」の文字が浮き出しで入ります。

金貨はウェストポイント造幣局が製造します。仕様には、造幣所を示す刻印(ミントマーク)の記載はありません。額面は20ドル、仕上げはアンサーキュレーテッド(未使用仕上げ)、純度99.99%の金を1トロイオンス含み、直径は30.61ミリです。

1907年の金貨の複製ではない

CoinWeek は、2026年の金貨は歴史的な図案を再現したもので、元の金貨の物理的な仕様を写したものではないと指摘しています。1907年の高浮き彫りのダブルイーグルは金90%・銅10%で、重さ約33.4グラム、直径約34ミリ、純金の量は約0.9675トロイオンスでした。

また、造幣局は2009年に、セント・ゴーデンスのウルトラ・ハイレリーフの構想をデジタル技術で再現し、1オンスの24金の金貨として発行しています。

銀メダル

セットの銀メダルは、造幣局の芸術家プログラム(Artistic Infusion Program)の芸術家ジェシー・ヘルナンデスが両面をデザインしました。表面は、たいまつとオリーブの枝を持つ新しいリバティの姿と、最初の13植民地を表す13の星です。文字は「LIBERTY」と「MMXXVI」です。裏面は、翼が米国の国旗になったワシが太陽の上へ昇る図で、文字は「UNITED STATES OF AMERICA」です。

メダルは純度99.9%の銀1トロイオンスで、直径は40.60ミリ、縁は無地です。額面はありません。フィラデルフィア造幣局が製造します。

発行上限と価格

発行上限は15,000セットで、1世帯あたりの注文の上限は1セットです。9月6日の時点で、造幣局は販売価格を公表していませんでした。

「Best of the Mint」シリーズ

造幣局はまず、建国期から21世紀までの米国の歴史的な硬貨21種を候補に選びました。国民へのアンケートで評価の高かった5種を、市民貨幣諮問委員会(CCAC)と米国美術委員会が審査し、財務長官が承認しました。セットは2026年の間だけ販売されます。

シリーズは6月4日の1916年マーキュリー・ダイム(金貨は10分の1オンス、発行上限30,000)に始まり、7月10日の1916年スタンディング・リバティ・クォーター(4分の1オンス、上限30,000)、8月6日の1916年ウォーキング・リバティ・ハーフダラー(2分の1オンス、上限30,000)、8月27日の1804年銀貨ドル(1オンス、上限15,000)と続きました。セント・ゴーデンスのセットが最後になります。

9月6日の時点で造幣局のウェブサイトでは、マーキュリー・ダイムのセットは購入できず、スタンディング・リバティ・クォーターと1804年ドルのセットは注文でき、ウォーキング・リバティのセットは入荷待ちと表示されていました。

出典: CoinWeek「The Coin Roosevelt Demanded Returns: 1907 Saint-Gaudens High Relief Closes Best of the Mint in Gold」(2026年9月6日)

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