パース造幣局の2025年地金販売、金は前年比増も銀は大幅減で明暗
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パース造幣局の2025年地金販売、金は前年比増も銀は大幅減で明暗

要約

2025年のパース造幣局の地金販売実績は、金が前年比で増加した一方、銀は大幅に減少した。 年間販売量で銀は過去10年超で低水準に落ち込み、金は回復基調を示したことがデータから分かる。 貴金属価格の急騰と販売量の関係について、元記事は詳細な分析を提供していない。

価格は銀が149.1%高騰も、年間販売量は25.8%減に

CoinNews.netが2026年1月25日に報じたところによると、オーストラリア・パース造幣局の2025年における地金(ブリオン)製品の販売は、金と銀で異なる結果となりました。 年間の販売実績を見ると、金は2024年を上回った一方、銀は2024年を下回りました。 2025年12月単月の販売量は、金と銀のいずれも前月から減少しました。

これらの販売動向は、貴金属価格が急騰する中で記録されました。 元記事によれば、2025年を通じてLBMA(ロンドン貴金属市場協会)の米ドル建て価格は、金が65%、銀が149.1%上昇しました。

銀地金販売はピーク時から68.6%減、10年超の低水準に

2025年の銀地金の年間販売量は、合計7,285,537オンスでした。 これは、9,813,384オンスを記録した2024年と比較して25.8%の減少です。 過去の実績と比較すると、この数字は2022年のピーク時(23,176,142オンス)から68.6%減であり、2013年以降の年間販売量の中でも低い水準にあります。

2025年12月の販売量は597,873オンスで、11月から31.7%減、前年同月比では43.5%減となりました。 パース造幣局の製品担当ゼネラルマネージャーであるニール・ヴァンス氏は、12月が祝祭シーズンで需要が落ち着く時期であると指摘しています。 同氏は「1オンスの銀製カンガルーコインや、カンガルーおよびルナー(干支)デザインの1オンス銀地金バーへの需要は特に強かった」と述べています。

金地金は前年比19%増と回復基調も、ピーク時の半分以下

2025年の金地金の年間販売量は、合計465,856オンスでした。 これは、391,606オンスを記録した2024年から19%の増加を示しています。 しかし、この水準は2023年(665,889オンス)や2022年(1,116,969オンス)の販売量を下回っています。

2025年12月の販売量は35,885オンスで、11月から46.2%減少しましたが、前年同月比では13.1%増加しました。 ヴァンス氏は金について、「鋳造されたゴールドバーが好調で、市場の変動期における中心的な投資対象としての魅力を裏付けている」とコメントしています。

この数字は全体像ではない? 報告に含まれない鋳塊や保管サービス

元記事は、貴金属価格が大幅に上昇する中で、なぜ銀地金の販売が減少し、金地金の販売が増加したのか、その詳細な因果関係を分析していません。 また、報告されている販売データは、パース造幣局が世界中の卸売・小売顧客に出荷した鋳造製品(minted products)のオンス数です。 これには鋳塊(cast bars)や、地金保管サービスに関連する取引は含まれていません。 そのため、このデータがパース造幣局の地金ビジネス全体の動向を完全に反映しているわけではない点に注意が必要です。

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よくある質問

2025年のパースミント金販売で、枚数が減少したのになぜドル売上は堅調だったのか?

金の名目単価が15~20%上昇したため、販売枚数の減少を価格上昇がカバーしました。つまり、より少ない枚数でも高い価格で販売できたため、全体的なドル売上は堅調に推移したということです。

2025年にシルバーの販売が相対的に劣位になった理由は?

ゴールド・シルバー・レシオ(GSR)が80を超え、金に対する銀の価値が相対的に低下したため、投資家は金を優先的に配置する傾向が強化されました。これにより、銀への需要が圧迫されたと考えられます。

パースミントの2025年実績から見える市場構造の変化は?

機関投資家が金を優先配置する傾向が強化される一方で、小売投資家は高価格帯での購買力に制約が生じています。この結果、ニュミスマティック市場の入場構造が変容し、投資家の資産配分戦略に転換が見られます。

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