シラクサのデカドラクマ銀貨、13万ユーロで落札 彫刻師キモンの署名入り
古代シチリアの都市シラクサで紀元前405〜400年ごろに造られたデカドラクマ銀貨が、13万ユーロ(買い手手数料は別)で落札されました。見積額は7万5千ユーロでした。2025年6月20日付で Elsen のウェブサイトが伝えました。
訂正(2026年10月13日) 題・要約・本文を出典に合わせて全面的に書き直しました。出典に無い記述(現存数が10枚未満、アルテミスや四頭立て戦車の図柄、ペルシャ戦争との関係、造幣の技法、市場や投資の見通し、他の競売会社の話など)と、競売会社をフランスの会社とした記述を削り、落札額(13万ユーロ・買い手手数料別)、見積額、署名した彫刻師キモンを出典どおりに示しました。旧題は「Syracuse Decadrachm Auction Garners Attention」(日本語題「シラクサのデカドラクマ落札:古典期ギリ」)です。
※この記事は、2025年6月20日付で Elsen のウェブサイトに掲載されたニュースに基づきます。原典は、落札の日付や競売の名前を示していません。
13万ユーロで落札
古代シチリアの都市シラクサのデカドラクマ銀貨(デカドラクマは、当時のシチリアで最も大きな貨幣)が、13万ユーロで落札されました。この額には買い手手数料が含まれていません。見積額は7万5千ユーロでした。
品目の表記は「シチリア、シラクサ、ディオニュシオス1世(在位紀元前406〜前367年)、銀製デカドラクマ、紀元前405〜400年ごろ」です。
僭主ディオニュシオス1世の時代
この貨幣は、僭主(せんしゅ。独裁的な支配者)ディオニュシオス1世の治世の紀元前405〜400年ごろに、シラクサで打たれました。
原典によると、デカドラクマは当時のシチリアで流通していた最も大きな貨幣で、大きな取引や傭兵への支払いに使われました。
彫刻師キモンの署名
貨幣の型(ダイ)には、名彫刻師キモンの署名が3か所に入っています。キモンの名は表と裏の両面にあり、原典はこれを、この彫刻師がシラクサで重んじられていたことを示すものと説明しています。一方、僭主ディオニュシオスの名は入っていません。
原典は、エウアイネトスとキモンという二人の名彫刻師によるデカドラクマを、ギリシャ貨幣の中でも最も美しい芸術的な成果の一つに数えています。
出典: Elsen「An exceptional decadrachm from Syracuse」(2025年6月20日)
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