文化

バチカン、2026年の2ユーロ記念硬貨2種の図案を公開

スペインの Numismática Visual は2026年8月21日、バチカン市国行政庁が公開した2026年の2ユーロ記念硬貨2種の図案を紹介しました。1枚は教皇レオ14世の教え、もう1枚はサン・ピエトロ大聖堂の献堂400年を記念し、後者は17世紀のメダルの図案を復活させます。発行枚数や発行日はまだ発表されていません。

訂正(2026年10月13日) 題・要約・本文を出典に合わせて訂正しました。出典が「関連づけられる」とだけ述べるメダルを「ガスパレ・モーラによるメダル」と断定していた点を直し、行政庁が手本のメダルをまだ示していないことを加えました。図案の意味の解釈は出典サイトの見方として書き、出典の日付(2026年8月21日)を示しました。旧題は「バチカン、2026年記念2ユーロ硬貨のデザインを公開―新教皇の平和と400年前のメダル図案」です。

青灰色の展示室に空のトレイを収めたガラスケース、白い台座、ロープの仕切り、虫眼鏡を置いた机がある(AI生成のイメージ図)
イメージ図(AI生成)

スペインの貨幣情報サイト Numismática Visual は2026年8月21日、バチカン市国が2026年に発行する2種類の2ユーロ記念硬貨のデザインを紹介しました。一つは教皇レオ14世の教え(教導職)を、もう一つはサン・ピエトロ大聖堂の献堂400周年を記念します。画像はバチカン市国行政庁(Governatorato)自身が公開したものです。

「教皇レオ14世の教導職」

公式の発行計画での名称は「Magistero di Papa Leone XIV」です。FDC(Fior di Conio)とプルーフ(Fondo Specchio、鏡面仕上げ)の両方で発行されます。

図案では、甲冑を着た戦士の前に子どもが立ち、中央に剣が置かれています。左側に「CITTÀ DEL VATICANO」、下部に年号2026、そしてローマ造幣局を示す「R」の印があります。

行政庁は、画像を公開した記事の中で、2026年の発行物のいくつかを教皇の教えにささげると説明し、「間もなく発行される2ユーロ記念硬貨の一つ」で「武器を持たず、武器を捨てさせる平和」への呼びかけを取り上げると述べています。

この言葉は、レオ14世の就任と結びついています。2025年5月8日、選出から数分後、ロバート・フランシス・プレボスト氏は教皇として初めてサン・ピエトロ大聖堂の中央バルコニーに立ち、平和について語り始めました。教皇はその後、2026年1月1日の第59回世界平和の日のメッセージの主題にもこの言葉を選んでいます。

図案の公式な説明は、まだ公表されていません。Numismática Visual は、世界平和の日のメッセージで教皇が「善意は武器を捨てさせる」と述べ、子どもに目を向けている点を挙げ、子どもと武装した男の場面はその対比を表しているように見えると書いています。ただし、これは同サイトの見方です。人物が特定の人物なのか象徴なのかは、正式な発表を待つ必要があるとしています。

サン・ピエトロ大聖堂の献堂400年

もう1枚は、サン・ピエトロ大聖堂の400周年を記念します。こちらも公式の発行計画に含まれ、FDCとプルーフで販売されます。

中央には、宗教儀式に臨む教皇と聖職者たちが描かれています。周囲にはラテン語で「S. PETRI BASILICA CONSECRATA」(献堂されたサン・ピエトロ大聖堂)とあります。下部には「1626 – 2026」の年号、場面の上にはローマ造幣局の「R」があり、外側の輪にはヨーロッパの旗の12の星が並びます。

行政庁は、Fabbrica di San Pietro との協力により、この記念に関連する硬貨を2枚造ること、そのうち1枚は17世紀のメダルの図案を復活させることを説明しています。

ウルバヌス8世のメダル

Numismática Visual によると、新しい図案は教皇ウルバヌス8世(在位1623〜1644年)の時代のよく知られたメダルの型と一致します。その裏面には、儀式に臨む教皇と随行の人々、同じ銘文「S. PETRI BASILICA CONSECRATA」があります。この型は、17世紀の教皇メダル作家ガスパレ・モーラと関連づけられています。

ただし、行政庁は、どの歴史的なメダルを手本にしたのかをまだ示していません。

現在の大聖堂は1506年、教皇ユリウス2世のもとで建設が始まり、1626年11月18日にウルバヌス8世が献堂しました。2026年はこれを記念する行事が続き、11月18日にレオ14世がミサをささげて締めくくる予定です。

25ユーロ銀貨も発行

発行計画には、同じ二つの主題で、色付きの25ユーロ銀貨も1枚ずつ含まれています。レオ14世の教導職を記念する方は長方形です。

行政庁は2026年を、バチカンの貨幣にとって「深い変革の時」と呼んでいます。変化の一つとして、通常の硬貨に教皇の肖像が戻ります。フランシスコ教皇は2017年に、肖像を紋章に替えていました。

公表されている仕様と未定の点

2枚とも、重さ8.50グラム、直径25.75ミリ、厚さ2.20ミリで、ローマ造幣局で造られます。発行枚数、発行日、販売価格、図案作者の名前は、まだ発表されていません。

出典: Numismática Visual「Así son las dos monedas de 2 euros conmemorativas del Vaticano para 2026」(2026年8月21日)

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