2026年World’s Fair of Money、コイン・オブ・ザ・イヤーに中国の10元銀貨
Numismatic Newsの報告によると、アメリカ貨幣協会の「World’s Fair of Money」が2026年8月25日から29日までピッツバーグで開かれ、世界の造幣局やオークション会社が出展しました。8月27日のコイン・オブ・ザ・イヤーでは、China Gold Coin Groupの「Chinese Dragon」10元銀貨が最高賞を受けました。2027年の大会はイリノイ州ローズモントで8月10日から14日に開かれる予定です。
訂正(2026年10月13日) 題・要約・本文を出典に合わせて訂正しました。出典にない「市場の成熟」「収集家が投資から体験へ移った」といった断定と投資の助言を削り、1933年のダブルイーグル金貨を「落札」としていた記述(実際は今後の競売に向けた展示)、人名・誌名(マイケル・チョウ氏、Journal of East Asian Numismatics)、ホリス氏が受け取った賞の記述、出典に年の記載がないNational Money Showの年を直しました。旧題は「ピッツバーグWorld's Fair of Money 2026:5日間でヌミスマティック市場の全貌が可視化された理由」です。
※この記事は、2026年9月1日のNumismatic Newsの報告記事に基づきます。大会は2026年8月25日から29日に開かれました。
アメリカ貨幣協会(ANA)が主催する「World’s Fair of Money(ワールズ・フェア・オブ・マネー)」が、2026年8月25日から29日まで、米国のピッツバーグで開かれました。希少な硬貨や紙幣、世界の造幣局、大手オークション会社、そして「コイン・オブ・ザ・イヤー」の表彰が、5日間の会期に集まりました。
売買の会場と世界の造幣局
大会で特ににぎわった場所の一つが、ディーラーが売り場を並べる「ボース(売買の会場)」です。会場のデイヴィッド・L・ローレンス・コンベンション・センターには、米国内と世界各地のディーラーや販売業者が集まり、最新の品や選りすぐりの品を並べました。
世界の造幣局も出展しました。China Gold Coin Group、T&S Coin、The Royal Mint(ロイヤル・ミント)などが、今年後半から来年にかけて発売する新作を紹介しました。紙幣も多く、希少な紙幣がディーラーの売り場に並びました。米国の販売業者Valaurumの金箔の紙幣のような、話題の品もありました。
展示と子ども向けの催し
会場では複数の展示が行われました。ANAの「Tyrant Collection(タイラント・コレクション)」のビザンティン帝国の硬貨、米俳優ジミー・スチュワートの署名が入った「ショート・スノーター」(Short Snorter Projectが持ち込んだもの)、そして金の延べ棒と数千枚のダブルイーグル金貨を積んでいた「Ship of Gold(黄金の船)」の品々です。
「Ernie’s Treasure Treehouse」では、子どもも大人も、遊びを通して貨幣の収集について学びました。「Young Collectors Corner」の講座を受けたり、収集のメリットバッジを取ったり、「Cash Cube」でお金をつかむ催しに参加したりできました。
オークション会社の下見展示
オークション会社も出展しました。ANAの公式オークション会社であるGreat Collectionsは、1933年のセント・ゴーデンズ・ダブルイーグル金貨など、今後の競売に出す有名な品を展示しました。
Stack’s Bowers Galleriesは、古代・世界・米国の硬貨を含む「Summer 2026 Global Showcase」の下見を行いました。この競売は9月10日と11日に終わる予定と報じられています。Heritage Auctionsも、ANAに合わせた米国硬貨と世界・古代硬貨の競売の下見を行いました。これらは8月31日に終わりました。
コイン・オブ・ザ・イヤー、最高賞は中国の「Chinese Dragon」
8月27日、ボースの上の階で、World Coin Newsが毎年恒例の「コイン・オブ・ザ・イヤー(COTY)」の表彰式を開きました。世界の6つの造幣局が部門賞を受け、最高賞はChina Gold Coin Groupの「Chinese Dragon」10元銀貨に贈られました。
Numismatic Newsの上級編集者でCOTYの取りまとめ役のソフィア・マッティミロ氏は、この硬貨が今年の審査で最も多くの票を集めて「Best Crown」部門で受賞しており、最終投票で首位に立ったのは驚きではなかった、と述べています。
式では受賞者のあいさつがあり、その中にはパリ造幣局(モネ・ド・パリ)の総彫刻師で芸術制作部長のホアキン・ヒメネス氏のあいさつも含まれました。ほかに、Journal of East Asian Numismaticsの創設者マイケル・チョウ氏、COTY委員で市民貨幣諮問委員会(CCAC)のドナルド・スカリンチ氏、米造幣局長のポール・ホリス氏が登壇しました。ホリス氏は「Best Gold」部門の受賞を米国を代表して受け取りました。今年の生涯功労賞の受賞者はジョン・メルカンティ氏です。
次回の開催
2027年のWorld’s Fair of Moneyは、8月10日から14日まで、イリノイ州ローズモントのドナルド・E・スティーブンス・コンベンション・センターで開かれる予定です。次のANA National Money Showは、バージニア州バージニアビーチで3月4日から6日に開かれる予定です。
出典: Numismatic News「2026 World’s Fair of Money Recap」(2026年9月1日)
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