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ルイ1世のソリドゥス金貨、12万ユーロ(手数料別)で落札 Elsen が2025年9月に報告

Elsen(elsen.be)は2025年9月24日、カロリング朝の皇帝ルイ1世(在位814〜840年)のソリドゥス金貨が12万ユーロ(買い手手数料別)で落札されたと伝えました。評価額は5万ユーロでした。鋳造年(816年)と鋳造地(アーヘン)には疑問符が付いており、記事は研究者の説を紹介しています。

訂正(2026年10月13日) 題・要約・本文を出典に合わせて書き直しました。出典にない「記録的価格」「保存状態の上位数パーセント」「5〜10年に一度」などの記述と、研究機関や富裕層の需要・投資・市場の成長に関する分析を削り、鋳造年と鋳造地が確定していないこと、研究者の説、評価額を出典のとおりに記しました。旧題は「ルイ1世ソリドゥス:カロリング朝金貨が」です。

※この記事は、Elsen(elsen.be)が2025年9月24日に同社のウェブサイトに掲載したニュース記事に基づきます。

Elsen のニュース記事によると、カロリング朝の皇帝ルイ1世(敬虔王、在位814〜840年)のソリドゥス金貨1枚が、12万ユーロ(買い手手数料は別)で落札されました。同じ記事に載っている評価額(エスティメート)は5万ユーロです。落札の日付は、記事には書かれていません。

どのような金貨か

記事は、この金貨を次のように説明しています。金でできたソリドゥスで、鋳造年は816年、鋳造地はアーヘンとされていますが、どちらにも疑問符が付いています。記事はこれを「最高度の希少性」をもつ品と呼び、知られている4枚の中で群を抜いて最良の1枚で、同じ組み合わせの型(ダイ)で打たれたものとしては3枚目だとしています。

肖像の彫りはローマ美術に明らかに影響を受けており、その出来はシャルルマーニュ(カール大帝)とルイ1世の胸像を表したデニエの最良のものに並ぶ、と記事は述べています。

鋳造地と年代は確定していない

鋳造地は議論の対象になってきました。記事は、儀式的で皇帝の権威を示す性格の金貨であることから、アーヘンの宮廷の造幣所である可能性が非常に高いとしています。

年代も確定していません。記事によると、グリアソン(M.E.C. I、329ページ)とサラ(RBN 2014、28〜29ページ)は、この発行が816年10月にランスで教皇ステファヌス5世がルイ1世を皇帝として戴冠したことを祝うためのものだったと考えています。裏面の図柄は、描かれた帝冠が神からの贈り物(munus divinum)であることを示すという解釈です。

一方、モリソンは、裏面の銘文は帝冠ではなく十字架に当てはまるとみています。この見方では、発行は、十字架への不敬を戒めた825年のパリ教会会議に結びつきます。

公式発行とされる3枚

記事によると、G. サラは、816年の公式発行に属すると考える個体を3枚だけ挙げています。ベルギー王立図書館、フランス国立図書館、ケンブリッジのフィッツウィリアム博物館の所蔵品で、2組の型で打たれています。フィッツウィリアム博物館の1枚は、グリアソン・コレクションとモット・コレクションを経たものです。

3枚とも台座に取り付けられたことがあり、そのうち2枚は古い台座に収まったまま残っています。記事は、ブローチとして使うためだったのだろうとしています。記事は続けて、そのほかの既知の個体は作風が劣り、後の時代の模倣品とみなすべきだと述べています。また、グリアソンによれば、別の研究者たちは「タイプ3」も戴冠のための公式発行に含まれると考えている、と記しています。

金の純度

比重による品位の分析では、純金98%という結果が出ました。記事は、ブリュッセルの個体(97.4%)に非常に近い値だとしています。

出典: Elsen「An exceptional solidus of Louis the Pious」(2025年9月24日)

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