COMEXの銀の登録在庫が1億オンスを下回る 2026年2月11日の統計
CoinWeekは2026年2月13日、米国の商品取引所COMEXの2026年2月11日付の統計で、受け渡しに使える「登録在庫」の銀が9,813万8,005オンスとなり、1億オンスを下回ったと報じました。記事は、上海の銀の基準価格が欧米の現物価格より約10ドル高い状態が続いていることや、インドの銀ETFへの流入なども伝えています。
訂正(2026年10月13日) 題・要約・本文を出典に合わせて全面的に書き直しました。出典に無い投資判断(希少銀貨の早期取得を勧める記述など)、太陽光パネル・EV・結婚式や祭りの需要、メキシコ・ペルー・チリの鉱山の記述、価格の見通しを削り、在庫の数値と日付(2026年2月11日付の統計)を出典どおりに示しました。旧題は「COMEX銀在庫の急減とアジアの現物プレミアム:西から東へ移動する銀の潮流」です。
※この記事は、2026年2月13日のCoinWeekの報道に基づきます。扱うのは地金(銀の延べ棒など)の市場の話で、古銭やアンティークコインの話ではありません。
登録在庫が1億オンスを下回る
米国の商品取引所COMEX(Commodity Exchange, Inc.)の2026年2月11日付の保管統計によると、「登録在庫(Registered)」の銀が1日で3,256,882オンス減りました。その結果、登録在庫は98,138,005オンスとなり、市場が注目する1億オンスの水準を下回りました。
同じ24時間に、「適格在庫(Eligible)」からも470万オンスを超える引き出しがありました。記事によると、1日で差し引き470万オンスの引き出しが記録されました。
登録在庫は、先物取引の受け渡しに使える銀です。適格在庫は取引所の基準を満たしていますが、持ち主が受け渡し用に指定しない限り、受け渡しには使えません。記事は、両方からの引き出しが続くと、すぐに使える銀が少なくなると説明しています。
上海の基準価格は欧米より約10ドル高い
記事によると、上海の銀の基準価格は、欧米の現物価格より約10ドル高く決まっています。本来は、安い市場から高い市場へ銀が運ばれ、差は縮まるはずですが、この上乗せ分は続いています。
The Morgan Reportの発行人デビッド・モーガン氏は、その理由として資本規制と輸送の事情を挙げています。これらが国や地域の間で銀を自由に動かすことを妨げている、という見方です。
記事はまた、COMEXは主にデリバティブ(先物などの金融派生商品)の市場で、参加者の多くは現物を受け取らずに契約を売買していると説明しています。一方、上海の市場には、製造のために銀を必要とする工業の利用者が多いとしています。
先物の証拠金とアジアの動き
記事によると、CMEグループは(2026年2月の報道の時点で)先物の証拠金(取引の担保として預けるお金)を、契約の額面に対する割合で決める方式に改めていました。このため、銀の価格が上がると、必要な証拠金も自動的に増える、と記事は説明しています。
記事は、インドが2か月間で4,000万オンスの銀を上場投資信託(ETF)に加えたとする報道を紹介しています。記事はまた、上海先物取引所が3月1日から、ヘッジ(価格変動に備える取引)の枠をより厳しくする予定だと伝えています。参加者は、持ち高の根拠として現物の事業とのつながりを示す必要がある、としています。
出典: CoinWeek「COMEX Silver Inventories Fall Below 100 Million Ounces as Physical Demand Tightens Global Market」(2026年2月13日)
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