金銀の高騰で収集プレミアムが縮んだとの声 CoinTalk掲示板
コイン愛好家の掲示板CoinTalkのスレッドで、会員が金や銀の高騰と、コインの収集プレミアム(地金価値を上回る分)の関係を話し合いました。1908年のセントゴーデンズ金貨のプレミアムが実質ゼロになったという投稿や、モルガン(morgans)が多く売りに出ているという報告があります。投稿日は原典に書かれておらず、内容は投稿者の申告と意見です。
訂正(2026年10月13日) 題・要約・本文を出典の掲示板の投稿に合わせて書き直しました。投稿の日付が原典に無いことと、内容が投稿者の申告・意見であることを明記し、旧本文に無かった英語本文を加え、出典にない投資判断(収集価値の高いコインを長く持つべきだという結論や「ポートフォリオ」の語)を削り、70〜90%の吸収をモルガン・ダラーにも当てはめていた箇所と、モルガン・ダラーの売り出しから「市場の流動性が高まっている」とした推論を直しました。旧題は「地金価格高騰で収集プレミアムが消失? コレクターが語る金貨・銀貨市場の逆転現象」です。

※この記事は、コイン愛好家の掲示板 CoinTalk のスレッド「Collector vs silver or gold content value(収集価値と、金銀の地金としての価値)」の投稿だけに基づきます。スレッドの投稿日は原典に書かれていません。投稿の一つは「FUN 2026」に触れています。以下は投稿者それぞれの申告と意見で、確認された事実ではありません。価格の見通しや売り買いの判断を示すものでもありません。
「収集価値と金の価値が逆さまになった」
最初の投稿で fiddlehead さんは、金が1オンス5000ドルになり、収集価値と金の価値の関係が逆さまになったようだと書きました。以前は、含まれる金の価値よりずっと高い収集価値の金貨に多くを払うことを気にしていたが、今はそうではない、という内容です。
ここでいう「プレミアム」は、コインに含まれる金や銀の価値を上回って支払う分のことです。
「支払ったプレミアムが削られている」
Pickin and Grinin さんは、自分は金より constitutional silver の変種が好きだと書きました。銀が110ドルになり、集めてきたプレミアムは消えたと述べています。今売れば投資としては利益が出るが、損をした形になるとも書いています。一方で、価値の大きな下落は見ていないとしています。
GoldFinger1969 さんは、銀貨や金貨で損をしているとは思わないが、支払ったプレミアムが削られていると書きました。何年も前に金に払ったプレミアムは金価格の上昇で埋め合わされたといいます。一方、銀に払った大きなプレミアムは銀価格の上昇分の70〜90%を吸収し、多くの記念コイン(commemoratives)などに払ったプレミアムを取り戻すには銀が150ドルになる必要があるかもしれない、と書いています。
1908年のセントゴーデンズ金貨の例
Publius2 さんは、その朝の WSJ で、1908年「No Motto」のセントゴーデンズ金貨の BU の品を4860ドル、1人1枚限りで売る広告を見たと書きました。
Publius2 さんは自分の例も書いています。2023年7月、金のスポット価格が1920ドルだった頃に、同じ1908年 No Motto のセントゴーデンズ金貨で PCGS の MS-65 の品を2400ドルで買ったそうです。当時、小売での収集プレミアムは400〜500ドルだったが、今は実質ゼロで、今日なら約5000ドルで売れ、名目で約2600ドルの利益になると書いています。なお、ダブル・イーグル(Double Eagle)は1オンスの金をまるごと含むわけではなく、数字は説明のための目安で、意見は自分個人のものだと断っています。
さらに、自分が業者なら、同じ金貨を在庫に補充するのに約4800ドルかかり、スポット価格に50〜100ドルを上乗せした程度でしか売れないので、利幅は大きく減っている、という見方も示しました。
「プレミアムは急騰のたびに縮む」という観察
medoraman さんは、貴金属の価格がこのように急に上がるたびに、しばらくプレミアムが縮むと書きました。以前は MS-65 が地金価値より800ドル高かったものが今は200ドルかもしれないという例を挙げていますが、この数字は過去の値動きからの推量だと本人が断っています。このほか、AU のダブル・イーグルを MS-65 の品に替える取引は今は普段より安くできるはずだ、という本人の意見も書いています。
銀貨が多く売りに出ているという報告
mrweaseluv さんは、銀価格が高いため、ふだんは見つけにくいモルガン(morgans)が多く売られていると書きました。1887年のSとO、1884年のP(1884p)の3枚を、価格表より安く買ったそうです。1週間前にはどれも1〜2枚しか見つからなかったが、急に各20〜30枚が競売に出て、多くは地金価値を少し上回る値で落札されたといいます。価格表で300ドル分のモルガンを220ドルで買い、1週間前なら350〜400ドルかかったはずだと書いています。
Barney McRae さんは、相場の上昇で、良い年号のコイン(better dates)の多くが溶かされに行っていると書き、できるなら手放さないよう呼びかけました。
地元の店での売買
mark_h さんは、手持ちの金貨は簡単に売れたと書きました。多くは AU で、もともと収集価値はほとんどなかったそうです。5ドル金貨は、1枚を除き約450ドルで買って1000ドル超で売れ、イーグル(eagles)は約950ドルで買って「2k(2000ドル)超」で売れたといいます。1836年のハーフ・イーグル(AU50)は売るつもりはないと書いています。
mark_h さんは、地元の店では買い取りより販売が多かったことに驚いたと書いています。銀貨を売りに来る人もいたが、銀を買いに来る人のほうが多く、シルバー・イーグルのロール(筒)が次々と売れていたそうです。プレミアムも上がっていて、スポットに4ドル上乗せだと思うが確かではない、と書いています。店でコインの在庫を見ていたのは自分だけだった、とも述べています。
出典: CoinTalk「Collector vs silver or gold content value」(掲示板のスレッド)
次に読む
週次マーケット・インテリジェンス
アンティークコインの週次レポート・オークション速報・市場分析をLINEでお届けします。友だち追加で即受信。
無料・登録すぐ完了・いつでもブロック可